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距離センサー

設備の位置確認、対象物までの離隔監視、搬送ライン上の接近検知など、産業現場では「どれだけ離れているか」を正確に把握することが重要です。こうした用途で使われる距離センサーは、単なる存在検知にとどまらず、制御・安全・自動化の精度を左右する要素として幅広く採用されています。

このカテゴリでは、近距離の安定検出から広範囲の監視、安全用途を意識した計測まで、用途に応じて選定しやすい距離センサーを取り扱っています。測定原理や監視範囲、設置環境の違いを理解しておくことで、現場に合った機器を選びやすくなります。

距離センサーが使われる主な場面

距離センサーは、対象物までの距離を数値またはしきい値として扱えるため、装置の停止位置確認、パレットやワークの有無判定、衝突回避、保護エリア監視などに適しています。特に産業機器では、単にON/OFFを取るだけでなく、距離変化をもとに動作を制御したいケースが多く見られます。

また、製造設備や搬送システムでは、設置スペースや反射率の異なる対象物への対応も重要です。距離レンジ、応答時間、分解能、屋内外への適性などを総合的に確認することで、運用時の誤検知や調整工数を抑えやすくなります。

用途に応じて異なるセンサー方式

距離センサーといっても、構成や役割は一様ではありません。比較的シンプルな距離測定向けのモデルもあれば、スキャンによって面や空間を監視するタイプ、さらに安全規格を意識した監視用途向けの機種もあります。必要な情報が「1点の距離」なのか、「平面上の侵入」なのか、「周囲の広域把握」なのかで選ぶべき方式は変わります。

たとえば、1点計測を重視する現場ではレーザー式の距離センサーが有力です。一方で、周囲の形状やエリア監視まで視野に入れるなら、2D LiDARや3D LiDARのようなスキャン型センサーも候補になります。動きや姿勢まで含めたセンシングが必要な場合は、慣性計測ユニットのような関連カテゴリと併せて検討するのも有効です。

SICKの距離センサーと周辺ラインアップ

本カテゴリでは、産業用センシングで広く知られるSICKの製品群が中心です。測距用途だけでなく、安全監視やエリア検出まで含めたラインアップがあり、設備の要件に応じて選び分けしやすい点が特長です。

代表例として、SICK DT35S-B15251やDT35S-B15551は、ミリメートル単位の分解能を持つ安全距離監視向けの製品として検討しやすいモデルです。さらに、単点の距離測定だけでは足りない現場では、2DカメラベースのV200 Work Station Extended、V300 Work Station Extendedのような安全監視系や、レーザースキャンを活用するシリーズも選択肢に入ります。

2D LiDAR・3D LiDARを含めて選ぶ考え方

距離を「一点」で見るのか、「面」や「空間」で見るのかは、選定時の大きな分岐点です。たとえば、SICK TIM310-1030000やTIM320-1131000S02、TIM351-2134001は、2D LiDARセンサーとして周辺監視や輪郭把握に適した構成です。水平スキャンを活かして、搬送ライン周辺の監視や移動体の接近確認などに応用しやすくなります。

より広い空間把握が求められる場合は、SICK multiScan100 3D LIDAR Sensorsのような3D LiDARも有力です。360°の水平視野と立体的な把握が必要な場面では、単純な距離出力だけでは得られない情報を活用できます。安全用途を重視する場合は、SICK MICS3-CCAZ90AN1P01 Safety Laser Scannerのように、保護フィールドや警告フィールドを設定できるタイプも検討対象になります。

選定時に確認したいポイント

測定距離は最も基本的な確認項目です。近距離中心の用途と、数メートルから広範囲までカバーしたい用途では適した機種が異なります。たとえば、数十ミリから数メートル超のレンジが必要か、屋内の短距離用途か、屋外も含めた運用かによって候補は変わります。

次に重要なのが応答性分解能です。高速搬送や停止制御では応答時間の短さが重要で、位置決めや微小変位の監視では分解能が重視されます。また、保護等級、接続方式、使用温度範囲などの実装条件も見逃せません。制御盤や機械の傾き・設置姿勢の影響が大きい場合は、傾斜計と組み合わせて状態監視を行う構成も考えられます。

安全監視を伴う用途での考慮点

設備周辺の立ち入り監視や危険エリアの侵入検知では、一般的な測距センサーと安全用途向けセンサーを明確に区別して考える必要があります。安全レベルやPL、SILといった要件が関わる場合、単に距離を測れるだけでは不十分で、対象機器が想定する安全機能に適合しているかを確認しなければなりません。

この点で、V200 Work Station ExtendedやV300 Work Station Extended、MICS3-CCAZ90AN1P01のような製品は、安全監視の文脈で比較対象になりやすいモデルです。距離監視に加えて、保護エリアの設定や応答時間、監視フィールドの構成が重要になるため、設備設計段階で制御システム全体との整合性を見て選ぶことが大切です。

関連カテゴリとあわせた比較も有効

位置や姿勢、動きの情報を総合的に扱う現場では、距離センサー単体では要件を満たせないことがあります。たとえば、角度変化や転倒状態の検知が必要なら傾斜スイッチ、回転や姿勢変化まで含めて捉えたいならジャイロスコープも選択肢になります。

このように、距離・姿勢・動作の各情報を分けて考えると、必要なセンサー構成が整理しやすくなります。カテゴリ横断で比較しながら、取得したいデータと制御目的を明確にすることが、過不足のない選定につながります。

まとめ

距離センサーは、対象物までの距離把握だけでなく、設備制御、衝突回避、エリア監視、安全対策まで幅広く関わる重要な機器です。単点測距、2Dスキャン、3D把握、安全監視対応といった違いを理解しておくと、現場要件に合った製品を選びやすくなります。

本カテゴリでは、測定レンジ設置環境安全要件監視方式の観点から比較検討しやすい製品を揃えています。用途に応じて必要な機能を整理しながら、設備構成に適した距離センサーをお選びください。

























































































































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