For full functionality of this site it is necessary to enable JavaScript.

パイプとタンクの取り付け(HANI)

配管やタンクの表面温度を把握したい一方で、流体に直接触れる挿入型センサーは避けたいという現場は少なくありません。洗浄性、施工性、既設設備への後付け対応を重視する用途では、クランプ式・外付け式の温度センサーが有力な選択肢になります。

パイプとタンクの取り付け(HANI)は、パイプや金属タンクに取り付けて温度を監視したい場面に適したカテゴリです。食品・医療・製薬から一般工業まで、配管ラインや小型タンクの温度管理を進めたいユーザーに向けて、用途の違いや選定の考え方を整理してご紹介します。

パイプやタンクに取り付けて使用するHANI温度センサーのイメージ

HANIタイプが適する用途

このカテゴリに掲載されているHANIシリーズは、主にパイプ外面やタンク外面へ取り付けて温度を検出する構成です。媒体に直接接液しないため、配管加工を抑えたい設備改修や、衛生性・保守性を重視するラインで検討しやすいのが特徴です。

対象用途は幅広く、工業用途の金属配管、プラスチック配管、衛生用途の金属パイプ、さらに金属タンクまで含まれます。水や水系流体を扱う設備で、流体温度の傾向監視や制御入力として使いたいケースに向いています。

パイプ用・タンク用の主な構成

カテゴリ内では、パイプへクランプ固定するタイプと、タンクへ取り付けるタイプに分かれます。配管向けでは、金属パイプ用とプラスチックパイプ用があり、設置対象の材質に応じて選ぶことが重要です。

たとえば、工業用金属パイプクランプとしては OMEGA HANI-C-2.0I-M-MA や OMEGA HANI-C-4.0I-M-MA のようなモデルがあり、配管サイズに合わせて選定できます。一方、工業用プラスチックパイプクランプでは OMEGA HANI-C-1.0I-P-MA、衛生用金属パイプクランプでは OMEGA HANI-C-2.0S-M-MA などが該当し、用途や設置先に応じた使い分けがしやすくなっています。

タンク向けでは、OMEGA HANI-B-TANK-M-MA のように金属タンク外面へ取り付けるタイプが用意されています。小型の金属タンク温度を外付けで監視したい場合に、配管用とは異なる取り付け方式を選べる点が実務上のメリットです。

選定時に確認したいポイント

まず確認したいのは、取り付け対象の材質と形状です。金属パイプ、プラスチックパイプ、衛生配管、金属タンクでは熱の伝わり方や固定方法が異なるため、センサーのベース構造が適合しているかを見極める必要があります。

次に、配管サイズやタンク条件を確認します。このカテゴリの代表製品では、1 in、1.5 in、2 in、2.5 in、3 in、4 in といったサイズ違いがあり、設置対象に合ったモデル選定が前提です。無理な取り付けは測定安定性や再現性に影響するため、寸法条件は最初に整理しておくと比較がスムーズです。

さらに、必要な応答性と精度のバランスも大切です。衛生用金属パイプクランプや工業用金属パイプクランプでは、比較的高い精度や速い応答が求められる場面に適しやすく、プラスチック配管向けでは設置対象の熱伝導特性も踏まえて評価する必要があります。

出力仕様と設備への組み込みやすさ

代表製品の多くは4~20 mAアナログ出力に対応しており、既存のPLC、表示器、記録計、各種コントローラへ接続しやすい構成です。温度の見える化だけでなく、アラーム監視や制御系への組み込みにもなじみやすく、B2B用途で扱いやすい仕様といえます。

また、8~28 Vdcのループ電源で動作するモデルが中心で、IP65相当の筐体を備えた製品も含まれています。配線はM12 8 pin Female接続の製品が見られ、装置側の標準化や保守交換のしやすさを重視する現場でも検討しやすい内容です。

メーカー情報も合わせて確認したい場合は、OMEGAの取扱製品一覧から関連ラインアップを参照できます。

用途別に見た選び分けの考え方

食品・飲料、医療、製薬などの衛生性を重視する環境では、衛生用金属パイプクランプタイプが候補になります。たとえば OMEGA HANI-C-1.5S-M-MA、OMEGA HANI-C-3.0S-M-MA、OMEGA HANI-C-4.0S-M-MA などは、衛生配管のサイズに応じて比較しやすいモデルです。

一般的な製造設備やユーティリティ配管では、工業用金属パイプクランプタイプが選定の中心になります。既設の金属配管へ後付けで設置しやすく、流体へ触れずに温度監視を行いたいときに有効です。

一方、樹脂配管を用いる設備では、工業用プラスチックパイプクランプタイプが適しています。PVC、CPVC、PP、PFA系の配管に関わる用途では、設置対象に合ったモデルを選ぶことで、外付け方式でも実用的な温度監視を行いやすくなります。

関連カテゴリもあわせて比較したい場合

温度センサーを選ぶ際は、設置方式だけでなく、検出形状や用途全体から比較すると選定精度が上がります。外付けクランプ方式以外も含めて検討したい場合は、C型温度センサーD型温度センサーも参考になります。

より広い選択肢を見たい場合は、Gタイプ温度センサーその他の温度センサーも比較対象になります。取り付け条件、応答性、配線方式、設備改造の可否を合わせて確認すると、現場に合った仕様へ絞り込みやすくなります。

導入前に押さえたい実務ポイント

外付け温度測定では、センサー本体の仕様だけでなく、取り付け面の密着性、断熱状態、周囲温度の影響も測定結果に関わります。特に外気の影響を受けやすい場所では、設置方法によって実測値の傾向が変わるため、施工条件の確認が重要です。

また、現場での1点または2点校正により精度向上が見込めるモデルもあります。監視用途なのか、制御入力なのか、あるいは記録用途なのかによって必要条件は変わるため、配管材質、サイズ、設置環境、信号取り込み先を整理したうえで選定すると無駄がありません。

パイプやタンクの温度監視を、配管加工を抑えながら進めたい場合、HANIシリーズは実務的な選択肢になりやすいカテゴリです。金属配管、プラスチック配管、衛生配管、金属タンクといった違いを踏まえて比較することで、用途に合ったモデルを選びやすくなります。設備条件に合う取り付け方式と出力仕様を確認しながら、現場に適したセンサー構成をご検討ください。

























































































































おまけチャンス‐ニュースを受ける登録