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糖度計

食品・飲料の品質確認や製造条件の管理では、液体中の可溶性固形分を手早く把握できることが重要です。そうした現場で広く使われているのが糖度計です。果汁、ソース、はちみつ、ジャム、発酵前の麦汁など、対象サンプルに応じて測定レンジや表示スケールを選ぶことで、日常点検から受入検査、工程管理まで幅広く活用できます。

このカテゴリでは、Brixを中心とした屈折式の糖度計を主に取り扱っています。ハンディタイプ、デジタル表示タイプ、用途特化型まで比較しやすく、用途や測定対象に合わせて選定しやすい構成です。

食品や飲料の濃度管理に用いられる糖度計のイメージ

糖度計が使われる場面

糖度計は、液体の濃度管理を効率化したい場面で特に有効です。食品製造では、ジュースやスープ、ソース、ケチャップ、シロップなどの配合確認に使われるほか、果実の熟度確認や出荷前検査にも利用されています。

また、対象は甘味のある食品だけに限りません。水溶性切削油のように、屈折率を利用して濃度を確認する用途でも使われます。用途によってはBrix以外のスケールが必要になるため、測定対象と表示単位の確認が選定の第一歩になります。

選定時に確認したいポイント

糖度計を選ぶ際は、まず測定レンジを確認することが重要です。低濃度の飲料や果汁が中心なら0~30%台や0~50%台、高濃度のジャムやはちみつならより広いレンジのモデルが適しています。測定範囲が合っていないと、実用上の比較や管理がしにくくなります。

次に見たいのが、アナログかデジタルか、そして温度補正の有無です。現場で短時間に複数サンプルを測るなら、読み取りやすいデジタルタイプや自動温度補正対応モデルが便利です。洗浄頻度が高い環境では、防水性や本体材質も扱いやすさに直結します。

代表的な製品例

ATAGOの製品は、食品・飲料分野で使いやすいハンドヘルドモデルが充実しています。たとえば、ATAGO MASTER-Pα ハンドヘルド屈折計 (Brix 0.0 ~ 33.0%) は、比較的低~中濃度のサンプルに対応しやすく、日常の確認作業に取り入れやすい構成です。ATAGO MASTER-53Pα ハンドヘルド屈折計 (Brix: 0.0 ~ 53.0%) や ATAGO PAL-1 Refractometer (Brix 0.0-53.0 %) は、果汁や調味液など、より広い範囲を見たい場面に向いています。

高濃度サンプルを扱う場合は、ATAGO PAL-2 Refractometer (45.0 to 93.0 %) のような高濃度向けモデルが候補になります。さらに、ATAGO MASTER-500 シュガーメーター (0-90.0% Brix) のようにワイドレンジをカバーする機種は、複数の製品系統を一台で見たい現場で検討しやすいでしょう。

用途特化型モデルの見方

標準的なBrix測定だけでなく、対象サンプルに合わせた専用モデルがある点も、このカテゴリの特徴です。たとえば、ATAGO PAL-22S ハニー湿度計 (12.0~30.0% ,10~40°C) は、はちみつの水分管理に特化したモデルで、一般的な糖度表示とは異なる視点で品質確認を行いたい場合に適しています。

醸造や製菓の工程では、Brix以外の指標が必要になることがあります。ATAGO PAL-Plato プラト屈折計 (0.0 - 30.0 °P) は麦汁管理、ATAGO PAL-Pâtissier パティシエ屈折計 (0.0 - 85.0% Brix, 0 - 45° Baume) は製菓用途の目安として使いやすく、ATAGO PAL-86S ワイン屈折計 (0 - 240° Oe, 0.0 - 53.0% Brix) はワイン関連の確認に適したスケールを備えています。用途が明確な場合は、こうした専用スケール搭載モデルの方が現場での判断がしやすくなります。

デジタルタイプとアナログタイプの違い

アナログタイプの屈折計は、構造が比較的シンプルで、現場で素早く確認したいときに使いやすいのが特長です。一方で、読み取りに慣れが必要な場合があります。複数の担当者が同じ基準で測定する現場では、表示の再現性や視認性の面からデジタルタイプが選ばれることも少なくありません。

たとえば、HANNAのHANNA HI96801 糖分析用デジタル屈折メーターは、デジタル表示で測定値を確認しやすいモデルです。また、EXTECH RF11 0〜10%携帯スクロースブリックス屈折メーター(ATC付き)のように、低濃度域の確認を想定した機種もあります。測定対象の濃度帯と、現場で求められる読み取りやすさを合わせて比較すると選びやすくなります。

関連機器とあわせた運用

糖度だけで品質を判断するのではなく、他の測定項目と組み合わせて管理するケースも多くあります。たとえば保存性や乾燥状態の評価が必要な場合は、水活性計と併用することで、より実務に近い品質管理がしやすくなります。

また、液体全体の状態監視が必要な設備やプロセスでは、水質センサーのような関連カテゴリも参考になります。糖度計は単体でも有用ですが、工程全体の管理という視点で周辺機器と組み合わせると、測定データの活用幅が広がります。

導入前に整理しておきたいこと

選定をスムーズに進めるには、サンプルの種類、想定濃度、必要な表示スケール、測定頻度、洗浄方法を事前に整理しておくのがおすすめです。酸性や塩分を含むサンプルを扱うか、現場で持ち運ぶか、少量サンプルで済ませたいかといった条件でも、適したモデルは変わります。

特にB2Bの現場では、単に測れるかどうかだけでなく、作業者ごとのばらつきを減らせるか、日常点検に組み込みやすいかも重要です。用途に合った糖度計を選ぶことで、検査業務の効率化と品質の安定化につなげやすくなります。

まとめ

糖度計は、食品・飲料を中心としたさまざまな液体サンプルの濃度確認に役立つ基本計測機器です。低濃度から高濃度までのBrix測定はもちろん、はちみつ、ワイン、醸造、製菓など、用途に応じた専用スケールのモデルも選択できます。

測定対象、必要レンジ、表示方式、温度補正、防水性といった条件を整理しながら比較することで、現場に合った一台を見つけやすくなります。日常の品質管理や工程管理に適した糖度計をお探しの際は、用途に近い製品例を基準にご検討ください。

























































































































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