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モーションコントローラー

位置決め精度や同期制御が求められる装置では、単にモーターを動かすだけでなく、速度・加減速・停止位置・複数軸の協調まで含めて安定して制御できることが重要です。そうした用途で中核となるのがモーションコントローラーです。搬送、組立、検査、包装などの自動化設備において、装置全体の動きの品質を左右する要素として広く採用されています。

このカテゴリでは、PCIeカード型、EtherCAT対応、パルストレイン制御、DINレール取付タイプなど、実装方法や制御方式の異なる製品を取り扱っています。既存設備への増設から、新規装置の多軸制御まで、用途に応じて選定しやすい構成です。

産業用装置で使われるモーション制御機器のイメージ

モーションコントローラーが使われる場面

モーション制御は、サーボモーターやステッピングモーターを決められた軌道で動かす場面に適しています。たとえば、一定間隔での送り動作、複数軸の同時駆動、繰り返し精度が求められる位置決めなどでは、一般的なON/OFF制御だけでは十分でない場合があります。

また、装置全体ではプログラマブル ロジック コントローラ - PLCと組み合わせて使われることも一般的です。PLCがシーケンス制御を担当し、モーションコントローラーが軸制御を担うことで、装置の役割分担を明確にしやすくなります。

選定時に確認したいポイント

選定ではまず、軸数、接続インターフェース、制御方式を確認することが基本です。1軸や2軸のシンプルな位置決めなのか、4軸以上の同期制御が必要なのかによって、必要なコントローラーは大きく変わります。PCベース制御ではPCIeやPCI接続のカード型が、分散制御や装置内配線の整理を重視する場合はEthernet系やEtherCAT系が候補になります。

あわせて、入力点数・出力点数、24 V電源への対応、動作温度、取付方法も重要です。制御盤内に収めるのか、DINレールへ設置するのか、既存のホストPCへ組み込むのかで、実装性や保守性に違いが出ます。周辺機器との接続まで見据えて検討すると、導入後の手戻りを減らせます。

制御方式と実装形態の違い

パルストレインタイプは、サーボやステッパーの基本的な位置決め制御で広く使われる構成です。比較的わかりやすい構成で導入しやすく、既存設備の更新や標準機の設計にも適しています。一方で、より高度な同期性やネットワークベースの構成が求められる場合には、EtherCATマスター対応機やモーションモジュール型が有力です。

実装形態では、PC内蔵用のカード型と、盤内設置向けのモジュール型で考え方が異なります。PCベースの装置開発では拡張カード型がなじみやすく、制御盤主体の構成ではDINレールマウント型が扱いやすいケースがあります。温度条件や筐体スペース、既設システムとの親和性も比較しておくと選びやすくなります。

掲載製品の一例

たとえばADLINK Technologyでは、Ethernet接続の4軸パルストレイン制御に対応するEMX-100 with Packagingのような構成や、PCIeベースでEtherCATマスターとして使えるPCIe-8338のような選択肢があります。装置のアーキテクチャに応じて、ネットワーク型かPC組込み型かを選びやすい点が特徴です。

また、iBASE TechnologyのSTP-K121Aや207-M2A2-GENのように、EtherCAT対応で2軸制御を行うDINレールマウント系の製品もあり、盤内への組込みを前提とした設計に向いています。Omron Automation and SafetyのFQM1-CM002のようなコーディネータモジュール、Performance Motion Devicesの1軸・4軸モーションボード、AdvantechのPCIE-1245E-AEやMIC-3245-AEなど、構成思想の異なる製品群から比較検討できます。

メーカーごとの検討軸

メーカーで絞り込む場合は、既存システムとの親和性を重視するのが実務的です。PCベースの制御環境や拡張カードを中心に検討するなら、AdvantechADLINK Technologyは候補に入りやすいでしょう。EtherCATや多軸化を視野に入れる場合も、同系統のラインアップを比較しやすい構成です。

一方で、モジュール構成や装置全体の制御設計との整合性を重視する場合は、Omron Automation and SafetyやiBASE Technology、Performance Motion Devicesの製品も有力です。重要なのはメーカー名だけで判断するのではなく、必要な軸数、制御ネットワーク、設置方法、上位制御との接続条件に合っているかを確認することです。

周辺制御機器との役割分担

モーション制御は単独で完結するとは限らず、温度・圧力・流量・電力など別系統の制御と併用されることも少なくありません。たとえば、加熱工程を含む装置ではPID コントローラと役割を分け、搬送や位置決めはモーションコントローラーで制御するといった構成が考えられます。

このように、装置内で何を連続制御し、何を位置決め制御するかを整理すると、必要な機器が明確になります。カテゴリをまたいで検討することで、単体製品の比較だけでなく、設備全体の制御構成として整合の取れた選定につながります。

導入前に整理しておきたいこと

比較を始める前に、対象モーターの種類、必要な軸数、ホストインターフェース、設置スペース、I/O要件を洗い出しておくとスムーズです。さらに、将来的な軸追加の可能性や、ネットワーク化の必要性があるかどうかも確認しておくと、短期的な要件だけに偏らない選定ができます。

モーションコントローラーは、装置の動作品質と拡張性の両方に関わる重要な要素です。現在の設備構成に合う実装方式を選ぶことはもちろん、今後の改造や保守まで見据えて比較することで、より現場に適した制御システムを構築しやすくなります。

























































































































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